私が「ソフトパワー」という概念を知ったのは、実は大学生の後半になってからだ。
ジョセフ・ナイという国際政治学者の唱えた考え方で、wikipediaによると、定義は下記の通り。「ソフト・パワー(Soft Power)とは、国家が軍事力や経済力などの対外的な強制力によらず、その国の有する文化や政治的価値観、政策の魅力などに対する支持や理解、共感を得ることにより、国際社会からの信頼や、発言力を獲得し得る力のことである。対義語はハード・パワー。」
当時、ブラジルかぶれで、かつアメリカ留学帰りの私には、この概念を聞いた瞬間、ビビッと来た。
「私はブラジルやアメリカのソフトパワーに完全に飲みこまれているんやなあ」
「X JapanもJackie ChanもMichael JordanもTiger Woodsもソフトパワーと言えるしな」
ならば他の人が知らない外の世界の、素晴らしいソフトパワーを広めることができないか?同時に私もそうしたソフトパワーの影響をどんどん受けて、自分の世界を広げていきたい。これこそ私の人生のテーマであり、仕事のテーマであり、遊びのテーマである。
イベントやるときに、その哲学とか、目的とか、テーマとか、ざっくりでも方向性が欲しかった。
活動当初から、なぜかこの活動をブランディングしていきたいと強く思った。
じゃあイベントやる時にどんな方向で行くのか?
そりゃ勿論ソフトパワーだろと。
まずは、ブラジルかぶれが、ブラジルの魅力を伝えるためのブラジリアンパーティーだと。
イベントの名前はソフトパワーを日本語訳して「柔力」だと。ユニット名は、世界の色んな国境や境界を超えたソフトパワーの伝播を目指し「X_border(クロスボーダー)」だと。実は「柔力」や「X_border(クロスボーダー)」という名前もこんなで相当考えた。
tokioといつもの渋谷の溜まり場で、あれでもないこれでもないと、よく話し合った。
いまやX_borderも言いなれて全く自然になったが、名づけた直後はこの名前を口に出すのもなんか照れくさかった。
結局、2回目のイベントからは「柔力」はよして、ユニット名とイベント名を同一にX_borderに統一することにした。
会社名とブランド名が同じ、ジョルジョ・アルマーニ作戦、もしくはコカコーラ作戦である。
実はソフトパワー以外にも一つ、やりたいと思ったことがあった。 それは会社でいうと、従業員・お客様・株主などのステークホルダーの3者全員ハッピーwin-win作戦である。
X_borderの活動は仕事ではない。好きなことを好きな人間がする活動だ。
よってその活動は、自分達もゲストも、皆メチャメチャ楽しくなければならない。
そしてその活動を社会に還元して、エゴでも何でもいいから、社会の役にたちたい。
それがスタッフ・ゲスト・社会の3者全員ハッピーwin-win作戦である。
ただこの3者全員ハッピーwin-win作戦が実際に動き出すのは、2008年の3回目のイベント以降だ。
ピットインの時間なので、3者全員ハッピーwin-win作戦の詳細は、また別の機会に譲るとする。お楽しみに!